千葉県在住 40代男性
主訴:胃酸の逆流、逆流性食道炎、酸っぱいもの(梅干しやお酢など)を食べると胃部周辺が痛くなる
副訴:季節性(春)重度花粉症(鼻水、鼻づまり、くしゃみ、流涙)、季節性(秋)花粉症(喉の違和感、声が枯れる)、甘いものを食べると胃が痛くなる
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春には重度の花粉症に悩まされている方、来院は6月後半からのため、花粉症状のピークは過ぎていた。それゆえに花粉症よりも就寝時の胃酸の逆流や食後の胃部不快感の方が自覚症状として勝っていることから、先ずは胃酸の逆流に対して対処させてもらい、その他の反応への治療は追い追い行なって行くこととなったケース。
※この症例はあくまで一個人の例であり、全ての方に同じように効果が出ることを保証するものではありません。ご本人からの承諾を得て掲載させていただいております。
初回施術 (6/19)
花粉症はピークの時期が過ぎていたこともあり目下胃部の不快感が気になるとのことで、初回の施術は優先項目として検出された「酸」の施術から行った。「酸」のグループの中では「乳酸」「酢酸」「尿酸」「炭酸」「酸性消化液」などにエラー反応が見られ、主訴との繋がりがよく理解できるような状態であった。そのほかにも初期の検査項目だけで24個の物質に反応していましたので、アレルギー・過敏症の様々な反応がミックスされている方であろうと考えられました。施術直後の変化は特に感じられていませんでした。24時間経過後に「梅干し」を少しずつ食べてみる、ということで初回の施術は終了しました。
2回目の施術 (6/22)
【主訴が9割程度緩和】
来院時に「梅干しが食べられた、就寝時の胃酸の逆流が無い」と仰っていただけました。ご本人の評価は「効果が出すぎているけど、まだちょっと信じられないのもあるから9割の改善ということにしておきます」というものでした。当然前回施術した「酸」に関しては定着が見られたので、2回目は優先順位判定から「糖」のエラーを外すことにしました。副訴の中に「甘いものを食べると胃が痛くなる」という訴えがありましたし、「糖」のエラーは「花粉症」とも関わっている可能性が高いので、この方の場合は早めにエラーを外してあげる必要があると判断しました。この方の言う「甘いもの」というのは主にチョコレートのことだったので、施術後24時間以上が経ったらチョコレートを改めて食べてみて貰うように話し、この日の施術を終えました。
3回目の施術 (7/10)
【胃の症状は出ていない、チョコレートも食べられるようになった】
初回の施術以降、「就寝中の胃酸の逆流や酸っぱいものを食べた時に出現していた胃痛は無く過ごせている。チョコレートや甘いものを食べた後も胃が痛むことが無い。なんなのだろう、、、この治療法は本当に不思議だよね」という感想をいただきました。一先ず胃部の不快感は落ち着いていることもあり、この日は日中にホコリの立つ作業をしたところ「喉に違和感が出てつっかえた感覚があり、声がなんとなく出づらい」という症状があり、もともと「ホコリ」に対してエラー反応がでていたことから「ホコリ」の施術を行うことに。今回のケースは施術直後「喉の違和感が消えた、つっかえが無くなった」と仰っていただきました。次回来院まで、ホコリに接したときにどのような反応が出るか出ないのかを確認してもらうようにして、3回目の施術を終えました。
これ以降は月に1回程度来院して、ゆっくり花粉症に関連するエラーを外していくという予定になっています。
まとめ
アラテックによる施術は、「なるべく少ない回数で結果を出す」ことを目的の一つとしています。今回は「胃酸の逆流」が主訴でしたが、この症状に関しては初回の1回の施術後、胃酸の逆流の症状がピタッと止まってしまったということでした。施術から21日間が経過しましたが、この間に症状が出ていないというのは今までだったらありえない状態だとのことです。私自身も1度の施術で胃酸の逆流が治まってしまうとは考えてはいませんでしたが、この方の「酸」に関するエラー反応は克服されたと言って良い所見となっています。そんなことも起こり得るということです。今後も定期的にご来院いただけるとのことですので、胃酸の逆流に関しては都度確認をさせてもらう予定でいます。