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アトピーあれこれ コラム ニュース

え!?保湿スキンケアは間違いだらけ??

更新日:

え!?保湿スキンケアは間違いだらけ??

現代のスキンケアの方法には、実は大きな矛盾が存在していることをご存じでしょうか。
アトピー性皮膚炎に対して脱保湿/脱ステロイド療法を推奨されている藤澤重樹医師(東京都練馬区・藤澤皮膚科)

「保湿する動物はいない、保湿をするのは人間だけ」

そう仰られています。
そして私自身もそう考えています。人間は生き物として保湿をすることを前提として生まれてきてはいません。

現代では赤ちゃんの頃から

「たっぷり、しっかりと保湿をしてあげましょう」

ということが育児本にも記載されていますし、妊娠中の頃からもそういう指導を受けるのが当たり前となってしまいました。
そのようにして育ってきた世代の人々は、以降なんの疑いもなく保湿剤を使用し続けます。肌に保湿をしたり、唇にリップクリームを塗ることが普通になってしまっています。特に美容業界では肌への保湿は当たり前のお手入れ法という位置づけになっていますよね。

現代では〝保湿〟という言葉が自動的に「良いもの」だと認識させられてしまう環境が整えられているということに、多くの方が気づいていません。
そしてそのことが、アトピー性皮膚炎をはじめとした皮膚症状にお悩みの方々の、出口の見えない症状との闘いを後押ししてしまっている一要因となっている可能性があるのです。

はたしてそれでいいのでしょうか?このままでいいのでしょうか?

断言します。身体の状態が安定していれば、保湿という行為も保湿剤も本来は必要のないものです。
その理由をこれからお伝えしていきます。

保湿が本来必要ない理由

善玉菌イメージ悪玉菌イメージ

①皮膚の常在菌の存在

皮膚には表皮常在菌という微生物(細菌群)が存在していることをご存じでしょうか。肉眼では確認できませんが、その数は約20種で、全身の皮膚に数百億個の常在菌がいると考えられています。
皮膚常在菌の代表的なものは、表皮ブドウ球菌・アクネ桿菌・黄色ブドウ球菌です。そして、これらの常在菌は腸内フローラを形成する細菌群と同じように善玉菌・日和見菌・悪玉菌に分類できるのです。
健康な皮膚というのは弱酸性であり、これらの皮膚常在菌が適切な環境下でバランスを維持することによって皮膚の弱酸性状態を作り出すのです。即ち、外部からの保湿クリームや化粧水などの力を借りずとも、自ずから安定し、皮膚のバリア機能を高いレベルで維持できるのが我々の皮膚(肌)なのです。ここがとても大事なところです。

  • 表皮ブドウ球菌は善玉菌で、皮膚表面の角質層や毛穴に存在しています。皮脂や汗を餌として、代謝物として短鎖脂肪酸(酢酸・乳酸・プロピオン酸)やグリセリンを生み出しています。この脂肪酸やグリセリンが私たちの皮膚を弱酸性環境に整え、皮脂膜と共に二重のバリア機構を備えて病原菌の侵入を阻止したり、過剰な水分の蒸散を防いでくれています。
  • アクネ桿菌は日和見菌で、毛穴や皮脂腺に存在しています。ニキビの原因菌として有名になりましたが、バランスの整った皮膚環境下では表皮ブドウ球菌と同じく善玉菌として働き、皮脂を餌にして脂肪酸類を生み出し、皮膚の弱酸性化に役立っています。
    皮膚環境の乱れ(毛穴の詰まりにより酸素が不足する)によって、嫌気性菌であるアクネ桿菌は過剰に増殖しやすくなり、炎症を起こしニキビの原因となってしまうのです。
    余談になりますが、ニキビ対策としては皮脂の分泌量を減らす(食事内容)、毛穴の詰まり対策をすることが効果的です。
  • 黄色ブドウ球菌は悪玉菌ではあるものの、弱酸性に保たれた皮膚環境下では存在していても悪さが出来ません。皮膚表面や皮脂腺に存在しています。皮膚環境がアルカリ性に傾くことで増殖しやすくなり、皮膚炎や肌荒れの問題を引き起こしてしまいます。病原菌はアルカリ性が大好きなのです。
院長渋谷
化粧水、保湿剤、乳液など、保湿ケアの時に使われる製品の成分には、エタノールや防腐剤等が含まれていることが非常に多いわけです。これらは製品の品質を安定させる目的で添加されるものですが、その主作用は、殺菌・静菌であり、菌の繁殖を防ぐことになります。防腐剤に関しては「皮膚常在菌に影響しない」という謳い文句の製品も一部あるようですが、エタノール(アルコール)成分は、皆さんコロナ禍で散々手指の消毒をされてきたように殺菌作用が高いわけで、悪い菌だけでなく皮膚常在菌もダメージを受けてしまうのです。何も塗らないのが1番です。
②保湿依存の問題

保湿をすることが当たり前になっていると、皮膚の表面が非生理的に湿気った状態である時間が長くなります。【①皮膚の常在菌の存在】で記した通り、皮膚には常在菌と皮脂膜によるバリア機能が備わっているのですが、保湿を継続していると、本来皮膚がオートマチックに環境適応しようとする自然適応サイクルを乱すことに繋がるのは想像しやすいと思います。そしてさらに問題なのが常に皮膚が保湿された状態で過ごしていると皮膚の細胞が保湿することを怠けるようになってしまいます。分かり易いところで言えば廃用性筋萎縮と言って、長期間のギプス固定や寝たきりなどにより筋肉を使わず、負荷が加わらない環境で過ごしていると使われない筋肉は萎縮し硬くなってしまったり、あるいは積極的に汗をかく習慣がないと汗をかきにくい体質になってしまったり、長期間断食をすると胃が収縮してしまうといった様に、私たちの身体(細胞)にはそのライフスタイル/習慣に合わせて順応していこうとする性質があります。ですので、保湿を継続していると〝自ら皮膚を潤す必要は無いよねー〟という身体認識になってしまうため、皮脂膜形成能力が低下してしまうことに繋がり、これが「保湿をしないとやっぱり乾燥してしまう」、という歪んだ認知とサイクルを生むことになってしまうのです。

院長渋谷
常に保湿をしていると、保湿がなくてはならない状態に自ら向かってしまうということになります。保湿依存になってしまっていると言っても良いレベルです。
③汗の役割

アトピー性皮膚炎や何かしらの皮膚疾患を持たれている方の中には、汗が嫌い/苦手だ、という認識の方が少なくありません。すぐに〝〇〇シート〟のようなもので拭き取ってしまわれる方も多いことでしょう。また、「汗をあまりかけない」と仰られる方もいたりします(この辺りの詳細はまた別トピックで触れていきます)。
汗拭きの〝〇〇シート〟系につきましては、エタノール・抗菌成分・防腐剤・保湿成分などが含まれていることが多く、皮膚常在菌を減らし、外側から余計なコーティングを施してしまう商品がほとんどです。気分的にはサッパリしますが、表皮常在菌は「止めてくれ~」という状況を生んでしまうでしょう。使い過ぎはおススメしません。

たしかに、皮膚が荒れていたり、描き壊してしまっている箇所は汗が滲みたり、過敏になっていることで患部は汗刺激によって一層痒みが増してしまったりするので良い印象を持たれない事が多いのですが、実はこの汗も皮膚の天然バリア機能の維持に役立っているのです。

汗に含まれる成分には抗菌ペプチドがあります。この抗原ペプチドは病原菌を退治し、表皮ブドウ球菌(善玉菌)のサポーター的な役割を果たしています。ですから、殺菌効果のあるような汗拭きアイテムを使わずとも、天然成分で常在菌と仲良くできるように、バランスが保てるようになっているのです。繰り返しになりますが、無駄に失われることなく表皮ブドウ球菌がきちんと働ける皮膚環境を維持できれば、自然と脂肪酸類やグリセリンが皮膚上で供給されるようになり、皮膚の表面は弱酸性でかつ皮脂の保護膜を維持できるようになるため、病原菌やウイルスに対しての抵抗力は高まり、保湿効果も維持されます。

院長渋谷
軽い運動でしっとりと汗ばめるようなコンディションになっていれば、より保湿行為が必要無くなってくるわけです。そういった意味でも激しい運動ではなく、ゆったりとした散歩レベルの運動は習慣にしておきたいでところです。自律神経を整えるのにも役立ちます。汗をかけないという方は要注意ですよ。反対にダラダラと汗をかいてしまった時にはタオル等で拭き取ることも必要です。話を過剰には受け取らないでくださいね
④季節ごとの皮膚の環境適応

これはほとんどの方が知らないことかもしれませんが、犬猫に換毛期と呼ばれる冬毛↔︎夏毛の生え変わり時期があるように、我々人間も季節の変わり目に、換毛期が存在し、かつ皮膚が環境適応をも行うことがわかっています。しかしながら、犬猫を飼われている方は詳しいかもしれませんが、昨今は室内で飼育されるケースが増えたことなどが影響し、換毛が見られないケースも増えているとか。つまりは、このように犬猫でも環境に適応していくものなので、良くも悪くも我々人の身体にもそういった影響が出ているとも考えられます。

さて、人間(日本で生活する人)の場合どのような変化が見られるのかというと、表皮の1番外側である「角質(層)」の厚みが変化します。冬場は強い乾燥に曝されるため角質が厚くなりやすく、夏場は多湿環境に適応するため、冬に比べて角質が薄くなります。冬場の乾燥期にカサカサし始めるのは、角質の厚みや量がそれまでの時期よりも増えて来るからで、ある意味自然な反応なのです。が、しかし現代はこの自然の乾燥状況すら良しとしない風潮がありまして、、、そうです、皆さんすぐに保湿をしてしまうんですね。

皮膚が環境変化に適応しようとする際には、ある程度の期間が必要と考えられています。ある日突然角質層が厚くなったり薄くなったりするわけではありません。特に皮膚が環境湿度を感じとり、しっかり乾燥する時期になってきたと自覚をすることで、乾燥に適した皮膚コンディションに切り替えられるように調整し始めるのです。夏場の多湿に対しては逆の反応をすることになります。要するに皮膚は放っておけば良いのです。切り替え時期の初期は確かに皮膚が荒れたように感じると思いますが、皮膚が順応を始めるとその時期に合ったコンディションに調整をしてくれるというわけです。
皮膚のターンオ―バーサイクルはおよそ1か月なので、余計なものを塗らずに環境適応してくるまでにはそれぐらいの期間はかかると考えていても良いでしょう。

院長渋谷
日本の冬は、皮膚が乾燥するのが当たり前!保湿に頼らず、肌が順応してくるのを待てれば最良ですが、現代人はこの皮膚の環境適応が出来なくなっている傾向にあります。住環境と外界の湿度の差が激しい生活をしていたり、入浴習慣や保湿習慣等、元来の皮膚の代謝に不自然な働きかけがあるほど皮膚の環境適応に乱れが生じやすくなります。個々によって非常に差の出てくるポイントです。日常ではくれぐれも過剰な保湿で皮膚のポテンシャルを奪わないように注意しましょう。最終的には保湿が要らない状態に戻っていただきたいところです。

(参考文献:「皮膚は考える」傳田光洋著/岩波書店/2005)

以上①~④の理由から、当院では皮膚疾患のある方に皮膚の洗い過ぎ、消毒のし過ぎ、拭き過ぎ並びに入浴頻度や入浴時間の見直し、皮膚に色々塗らない等のアドバイスをさせていただくことがあります。*お薬に関してはアドバイスできません。

ではなぜこうも保湿するのが当たり前の世の中になってしまっているのでしょうか。

保湿するのが当たり前となっているその背景は??

保湿

なぜこんなに保湿することが当たり前となってしまったのか、これにはいくつか考えられる背景があります。

①住環境の変化

住環境で大きく影響したことの1つはエアコンの普及だと考えられます。もう1つは気密性の高い住居です。
エアコンは、夏場は冷房、冬場は暖房によって室内温度を快適にしてくれる優れものです。ただ、冷房でも暖房でも空気を乾燥させてしまう(湿度を下げる)というデメリットが存在します。昨今は猛暑が続いていることもあり、夏場のエアコンなどは使用期間や使用時間も以前より伸びている人も多いのではないでしょうか。

また、気密性の高い住居というのは、室内と外気の入れ替えが少ないということになります。それにより断熱効果が高まり省エネで快適に過ごしやすい室温を維持しやすくはなりますが、一方で換気が常に行われることからやはり空気が乾燥しやすく湿度管理が課題となってしまうのも事実です。
技術の進歩により、エアコン(湿度調整の出来るものもありますが)も住居も質の向上が見られる反面、乾燥しやすい住環境を招きやすくなってしまっており、当然これは皮膚の乾燥傾向にもつながる話となってきます。

院長渋谷
夏でも冬でも快適な室温を得る代わりにエアコンの使用により室内空気は乾燥しやすくなりました。即ち皮膚の乾燥をより自覚しやすくなっていると考えられます。以前は冬場などは石油ストーブ+やかん蒸気の様な組み合わせが主流でしたが、採暖と加湿という意味合いではエアコンよりバランスが良かったわけですね。
②清潔志向の変化

清潔志向は明らかに高まっていると言えるでしょう。ここでは特にお風呂消毒(殺菌・除菌等)について触れたいと思います。

お風呂(入浴習慣)が実は皮膚の乾燥と密に関係しています。
庶民の憩いの場、銭湯として親しまれるようになった江戸時代より、時代と共に徐々に各家庭にほぼ欠かせない物となったお風呂習慣、お風呂が好きな方は多いですし私も嫌いではありません。ある程度清潔なことが大事だとは思いますし、それが対人関係でのエチケットだとも認識しています。ですので、全否定をするわけではないのですが、、、、お風呂の入り方は見直した方が良い方が多くいらっしゃると思われます。特に現在皮膚疾患に悩まされていて、何かしらの薬や保湿クリームを使うしかないような状況の方には、一旦冷静に考えていただきたいところです。

先の、保湿が本来必要ない理由の①皮膚の常在菌の存在で触れました通り、私たちの皮膚の表面には目には見えねど、皮膚常在菌という複数種の細菌が存在しており、その数は数百億とも1兆ほどとも言われています。とにかくたくさんの常在菌に皮膚は覆われているということです。皮膚表面の弱酸性バランスや、皮脂膜の生成にこれら常在菌が関わっているわけですが、、、残念ながらお風呂に入れば入るほど、そして洗えば洗うほどにこの常在菌は一時的に少なくなってしまうのです。且つ、お湯を使うという性質上、皮膚表面にコーティングされている皮脂という天然のバリア成分までもが入浴だけでも流れ落ちやすいのは言うまでもありません。
さらに、シャンプー・コンディショナー・石鹸・ボディソープ等やカミソリなどの使用に関して付け加えると、こういった洗剤類というのは皮脂汚れを落とすことを目的に作られていますので、その成分にも界面活性剤を筆頭に汚れが落ちやすそうな成分が使われます(天然成分だろうと目的は同じです)。また、品質保持のための防腐剤、保存剤というものがやはり入っているわけです。
これらも残念ながら汚れと共に天然バリアである皮脂を必要以上にふんだんに落としてくれますし、防腐剤等の成分で常在菌はダメージを受けます。タオルでもブラシでもそういったもので身体をゴシゴシ洗えばなおのこと常在菌も皮脂も合わせて流れ落ちていってしまいますし、カミソリを皮膚に使おうものなら角質と一緒に常在菌は根こそぎ減少させられてしまいます(善玉菌である表皮ブドウ球菌は皮膚表面や角質の隙間に存在)。カミソリを使用した後にやたら皮膚が突っ張る感じがしたりヒリヒリしてしまうのは、そういうことなんですね。
つまり、入浴というのは総合的に見て〝キレイにし過ぎて皮膚常在菌のバランスを崩してしまう習慣〟なのです。
「菌を洗い流す」と聞けば、入浴は確かに清潔志向の行為と言えるでしょう、ですがその実態は、ここに記載した通り皮膚の正常な常在菌バランスを崩すことにも繋がっているわけなので、今一度「清潔とは何か」を考える必要があるでしょう。手洗いや食器洗いでも同様のことが言えます。

皮膚トラブルのある方へのおすすめの入浴法は、お湯のみで頭・体を洗うことです。そして、入浴時間は極力短く調整します(3分、5分等)。シャワー浴の場合は水量を強くし過ぎないようにして、やはりなるべく早く済ませられるようにします。どちらにしても熱すぎる温度は控えて(~40℃)ぐらいに設定をしましょう。
お風呂上りは、水滴を優しく拭き取って、保湿剤等は塗らず(脱保湿は個々によって段階が異なります)に着替えます。ドライヤーも極力使わないのが望ましいです。
*髪の長短や整髪料等使用の有無によっても出来ることできないことはあると思いますので、調整をするようにしてください。

*アトピー性皮膚炎やその他の皮膚症状に湯治効果の確認されている温泉等も存在します。本記事はそういった効能や療法を否定するものではなく、日々のご家庭での入浴法を対象としております。また、入浴行為には血行促進やリラックス効果などがあることも事実です。ご自身の体調や皮膚コンディションに合わせて調整をするようにしてください。

院長渋谷
私は、皮膚の常在菌環境が過度に崩れず、過度な皮脂や強い汚れが付着していない状態が生物的な清潔だと考えています。
多くの方の入浴~保湿法は、根こそぎ皮膚の天然保湿/バリア成分を落としたり、弱めたりしたあとに外用にて不自然な保湿成分を皮膚に補充していることになります。早い話無駄が多いのです。
皮膚に問題の無い方がバスタイムを楽しむことを否定するつもりは有りませんが、皮膚になんらかのトラブルを抱えられている方は、皮脂や常在菌はなるべく残し、保湿剤を塗らなくても良い風呂上り状態を目指してみてください。

消毒(殺菌・除菌等)についても、考え方は同様です。過度な清潔を目指す、、、というか、そうしなければいけないというような風潮になってきていると感じませんか。特にコロナ禍では、消毒の必要性が大々的にクローズアップされましたよね。

消毒とは、❝広義では人体に有害な物質を除去または無害化することであり、広義の消毒には化学物質の中和を含む。狭義では病原微生物を殺すこと、または病原微生物の能力を減退させ病原性を無くすことである。無菌にすることではない。❞

除菌とは、❝細菌などの微生物を取り除くこと❞、殺菌は、❝病原性や有害性を有する糸状菌、細菌などの微生物を殺し減少させる操作のこと❞です。

いずれの方法も人にとって悪さをする菌のコントロールには有効です。が、(これって同時に皮膚常在菌もダメージを受けているよね)ということに、ここまで読み進めてくださった方は想像がつくと思います。
私が伝えたいのは、皮膚常在菌のバランスを常に乱すようなほどに、消毒を一生懸命するのは止めましょう。ということです。少なくとも量・部位・頻度はコントロールして欲しいです。
もちろん、吐瀉物の処理をしただとか、家族に感染症罹患者が出てしまっただとか、そういったシーンでの消毒は必要ですが、日常的に頻回に渡って行うようなものではありません。
正常な皮膚が持つ弱酸性バリアは、日常生活においてもともと酸性に弱い菌やウィルスから身体を守ってくれているのです。

消毒のし過ぎで、手がガサガサになってしまった経験がある方も多いのではないでしょうか?製品成分の何かにもともとアレルギーや過敏反応を起こしてしまう方もいるわけですが、アルコールには脂を溶かす(落とす)性質があるため、皮膚の脂分が余計に失われ、常在菌までをも弱体化させ、皮膚常在菌バランスが乱れることも加わるからガサガサになってしまっていたわけです。消毒のし過ぎにより反って皮膚の天然バリア能力が低下してしまうことも知っておかねばなりません。

院長渋谷
今の人たちは手が荒れると「ガサガサするから保湿しよう」の思考にすぐになってしまうんですね。でもそうじゃなくて、根本は過剰な消毒・除菌・手洗い・シャンプー・洗体・洗剤類の素手での使用などが一様にこの状況を生み出してしまうわけですから、習慣を見直すようにしていかないと天然バリアはいつまでも復活しにくいままとなってしまいます。
過剰な清潔志向は手(肌)の乾燥を自ら招くことになり、その解決法が保湿クリームを塗ることだと思い込んでしまっていることに気づかねばなりません。
③美容意識の高まり

さて、スキンケアの代表と言えば保湿と言っても過言ではないほどに、美容業界では肌へ保湿することが当たり前となっていますね。
これはズバリ完全に保湿依存を招く行為に他なりません。
あなたの肌は、本来時間をかけて自然環境に適応していくようになっています。本来はそうなのです。ですが、常に保湿を行なうことでその適応反応が弱く或いは出来なくなってしまうのです。
(適応しなくても、いっつも保湿されてるからいいや)と皮膚や細胞が怠けだしてしまうんですね。
そして良かれと思って使っている保湿クリーム等にも、製品によっては保存性、品質維持を目的に使われている保存料や添加物があります、そういった物質には抗菌/殺菌作用があるため、皮膚常在菌をも弱らせてしまうこともあるわけです。メイク、メイク落とし、洗顔、ピーリングなども皮膚コンディションを乱します。「メイクをするな」とは言えませんので、肌の弱い方などは、せめて自分に合ったものを探されることがとても大事になります。
保湿をしないと美容に悪影響が出てしまう、と多くの方が認識しているはずです。でも、どちらかというと美容への悪影響が出てしまうのはメイクをするからです。メイクをすると、その後にクレンジング(メイク落とし)と洗顔が付いてくるわけですが、実はこれが皮膚の天然バリアと皮膚常在菌バランスへの大ダメージを与えてしまっているのです。落ちているのは汚れだけではありません。

院長渋谷
本当に自然が一番なんです。特に①②でも触れたことに注意して、時間をかけて脱保湿を進めて行くと保湿はしなくて平気になります。季節の変わり目などに一時的に肌荒れが出ても順応すれば治まってきます。しかしながら、メイクをされる方にとってはなかなか実践が難しいでしょう。
④新生児期からの保湿習慣

分娩直後の新生児には胎脂という白い脂肪分が付着しています。一昔前は出生後すぐに産湯でそれらを洗い流すということが行われてきましたが、昨今はその胎脂に新生児の皮膚を保護する役割があることがわかり、分娩時には汚れを軽く拭き取るだけにし、その後自然に消失してくるまで無理に落とさない傾向になってきています。ドライケア(ドライテクニック)と言って、これはとても良いことだと思います。
さて、その胎脂という脂肪の保護膜が落ちた後の話になりますが、
「赤ちゃんの皮膚は成人と比べて薄くてデリケート、胎脂がとれると皮膚の乾燥が始まるから清潔にして保湿ケアをきちんとしましょう」
というのが、どこを見てもほぼ謳われている新生児のスキンケア方法になります。
ですが、これがとても良くないと個人的には考えているわけです。
理由は、前出した皮膚常在菌・皮膚の環境適応能力・住環境の変化・清潔志向など、これまでに挙げてきた内容からなのですが、そもそも誰にでも彼にでも保湿が大事なんだと教育してしまうことにあります。
皮膚のコンディションなんて個人差があって当然なんです。「世の中には保湿をしない方が良かった」「うちの子には保湿は合わなかった」という声もあるのに、そういう話には自ら探さないとなかなか辿り着きません。

乾燥しやすい季節に生まれた子なのか、沐浴回数が多すぎないのか、どんな地域にいるのか、エアコンを使う家なのかそうではないのかetc...。新生児を取り巻く環境にはかなりの差がありますから、保湿保湿と知らず知らずのうちに刷り込まれて習慣化してしまう現状はむしろ異常だとも思うのです。

新生児は概ね生後1か月ほどが経過すると胎脂が落ちてきて、皮脂の分泌量も段々と落ち着いてきます。そうすると皮脂の保護膜が薄くなってくるわけですから、皮膚の保湿力も徐々に落ちてきて同時に乾燥しやすくなってくるわけですが、これは自然なことです。新生児落屑と言って、保湿力の低下と共に乾燥した肌がポロポロと剥がれるようになります。これは肌荒れでも異常な乾燥でもなく、生まれ出て外気に触れた時から皮膚の環境適応が始まり、羊水の中とは違う環境に適応していくために身体が順応している反応なのです。頻回の沐浴と保湿ケアはこの自然な環境適応反応を含め、身体や細胞が持つ力を乱しかねないと危惧しています。
この皮膚の環境適応には湿度が鍵となってきます。年間を通じてエアコンによる快適な室温コントロール下で生活していると、皮膚が常に乾燥しやすくなりますし、自然環境湿度に適応した皮膚の調節能が上手く育たなくなる可能性も考えられるかもしれません。
もちろん、糞尿の汚れや、害をもたらすウィルスや細菌からは赤ちゃんを守ってあげなくてはなりませんが、特に保護者の方が過度にきれい好きであるとか、潔癖症だったりすると気をつけてあげた方が良いかもしれませんね。身体の洗い過ぎは結果として皮膚の乾燥を招いてしまいます。時期や状況に合わせて清潔なタオルで汗を拭ったり、湿らせたタオルで優しく拭いてあげる等のケアでも良いでしょう。沐浴必須でなくて大丈夫です。
冬は乾燥して、特に季節の変わり目などは皮膚が多少カサカサするのは当たり前(これは大人も同様です)、その後は時間をかけて安定してきますし、少なくとも乾燥期を過ぎれば皮膚コンディションは回復します。一喜一憂しすぎない方がいいのです。
さて、皮膚が自然に順応する能力を得るための機会を奪いかねない日々の保湿ケアというのは本当に必要なことなのでしょうか。ぜひ考えてみてください。

また、新生児期からの保湿習慣が親子に刷り込まれていると、その後成長しても「少し肌がカサカサしたら即保湿」という条件反射が残りやすくなりますよね。このようにして、いつのまにか保湿は皮膚の乾燥に必要な行為として脳に刷り込まれ、身体にも心にも保湿依存が完成するというわけです。これは本当に良くないと思います。

院長渋谷
「赤ちゃんの皮膚は大人より薄くてデリケート」それはそうなのかもしれませんが保湿クリームなどが世に出てくる前からその性質は変わらないはずなんです。赤ちゃんに本当に保湿が必要な環境、時期なのか、洗い過ぎの結果として反って乾燥させてしまっているから保湿せざるをえないようになってしまっていないか等、「まず保湿」としてしまう前に、保湿が必要になってしまっているその原因に目を向けてみてください。
⑤販促活動

保湿信仰が極まっていると言っても過言ではない現代においては、保湿商品はとにかく「お金になる」んですよね。
CM、雑誌、SNSにしても、保湿(化粧品)製品の広告って本当によく目にすると思いませんか、ここでは多く語りませんがそういうことなんです。

院長渋谷
外から塗る保湿ではなくて、内から引き出す保湿にしたいものです

 

以上、①~⑤のような背景から、より身近で、より保湿を効果的だと感じてしまう環境になってしまっているのが現在だと言えるのではないでしょうか。
果たして保湿が本当に皮膚に効果的なのか、ここで1つ矛盾している点を挙げてみましょう。
これは保湿のせいだけとは言いきれないものの、例えばアトピー性皮膚炎の罹患者数ですが、2008年には約16万人だった患者数が、2017年には約51万人と報告されており、年々増加の一途を辿っています(10年で約3倍:厚労省統計より)。一方で、インターネットで検索をすると、新生児期から保湿ケアを行うことで「アトピー性皮膚炎の発症リスクを低くすることができる」というような文言があちらこちらのアトピー性皮膚炎専門ページで確認できるわけです。これっておかしくはないですか?ビッグデータでは減るどころか明らかにアトピー性皮膚炎の患者が増え続けているわけです。矛盾を感じませんか??患者の増加には様々な要因が考えられるのは当然ですが、この状況下でどうして、保湿をすることで発症リスクを低くできると言えるのでしょうか。私にはわかりません。
少なくとも、皮膚の乾燥に対する現在主流の新生児期からの積極的保湿ケアや保湿行為そのものが、アトピー性皮膚炎全体の患者数を減らすことに繋がってはいないと思えて仕方ないのです。

生き物は菌に守られています

常在菌の培養

ここで言う菌とは、もちろん常在菌のことです。最も有名なのは腸活のブームがあったことで認知度の上がった腸内細菌(腸内フローラ)ではないでしょうか。
ですが、我々の身体には腸内の他にも常在菌が存在する場所があるのです。それは、皮膚・口腔・鼻腔・眼・腸管(口腔~肛門)・気道(咽頭~肺)・尿路・膣などです。最も常在菌が多く存在するのが腸で、その数は~100兆個と言われていて、皮膚には~1兆個もの常在菌が存在すると考えられています。
さて、この常在菌の分布領域を確認するとイメージしやすいのですが、我々の身体の中で〝外界との境界線〟となっている部分にこれら常在菌は存在しているのです、腸を含めた消化器系は身体の内側というイメージがあるかもしれませんが、口から肛門までは長いトンネルだとイメージしてもらうと、皮膚と同じく腸粘膜も外界との境界線となり、自己と非自己を判別する内側の皮膚のような役割を果たしていると考えられるのです。一先ずはこの関係性を頭に入れておいてください。
〝生き物は菌に守られています〟とはどういうことかと言いますと、腸内細菌が腸内環境の良し悪しを左右しているように、皮膚の表面も実は表皮常在菌群が絶妙なバランスで皮膚環境のコンディショニングを行なってくれていて、腸内フローラならぬ皮膚(スキン)フローラと呼ばれています。これは即ち、個体が外界と接する場所には常在菌が存在するということで、外界(非自己)との接触に対して常在菌軍が常時パトロールをしてくれているようなものなのです。常在菌群とは共生関係にあると言って良いでしょう。
身体の内部に目を向けます。我々の体内(皮膚より内側)のpHは7.35~7.45の中性に近い弱アルカリ性です。日々若干の変動はしますがホメオスタシスにより保たれています。一方で皮膚表面のpHは4.5~6.0の弱酸性であることが健康な肌pHの条件であり、この肌pHは皮脂(膜)によって左右されるため、皮脂の多すぎるいわゆるオイリー肌であるほど酸性側(4.5)に傾きやすく、皮脂が少なく乾燥状態であるほど中性側(6.0)に傾きやすくなり、健康な肌pH(4.5~6.5)状態にある皮膚は、バリア機能が維持され潤いが保たれやすくなっていることになります。
この、皮膚表面の弱酸性状態が極めて重要です。なぜなら、弱酸性の皮膚コンディションは、皮膚に炎症を引き起こす常在菌や病原菌の活性を抑え、ヘルペスウィルスや白癬菌等の外敵から身体を守ることができるのです。ですので、皮膚常在菌バランスの整った皮膚(皮膚トラブルの無い状態)というのはそれだけで免疫的にも安定していることに繋がるわけです。腸内環境が免疫を左右すると言われているのとほぼ同じ役割と言えます。
このバリア(皮膚常在菌の活性)が弱くなる行為こそが、洗い過ぎや消毒のし過ぎ等ということになってきます。

ここで、ついでに皮膚に出来た傷のことも考えてみましょう。成人であれば、ほとんどの方が大なり小なり傷口が化膿してしまった経験などがあるのではないでしょうか?普段は弱酸性のバリアで守られている健康な皮膚でも、そのpHバランスに綻びの出来る時があるのです。そう、それが傷です。先ほど触れた通りに体内のpHは弱アルカリ性なわけですから、血液やリンパ液などの弱アルカリ性成分が傷口から出てきてしまう状態だと、傷口を中心に弱酸性バリアが破綻し、弱アルカリ性のエリアが出来ることになります。この弱アルカリ性の環境で特に活発になってくるのが、やはり皮膚の常在菌で悪玉菌である黄色ブドウ球菌なんです。弱酸性の環境下では大人しくしているしかなかった黄色ブドウ球菌ですが、弱アルカリ性の場所ができるとそこでは活性化して増殖してしまうのです。傷口の周りが化膿しだすのはこういった皮膚常在菌のバランスや活性の変化によるものなのです。

院長渋谷
免疫能を最大限発揮するために、腸活(腸内フローラ)と同じくらい皮膚活(皮膚フローラ)にも意識を向けて行きましょう。あなたと共生している皮膚常在菌群にとって、好ましいこととそうではないことの詳細がこのページでご理解いただけたでしょうか。

見直すべき清潔思考

誤解の無いように先ずお断りしておきますが、「清潔であることが悪い」とか「不潔になりましょう」と言いたいわけではありません。
消毒や頻回に渡る手洗い、長時間の入浴、身体の洗い方や各洗浄製品の使用など、過度な使用になっていないか、皮膚常在菌のバランスを必要以上に崩す習慣になってしまっていないかを見直していただきたいのです。

特にアトピー性皮膚炎を始め、なにかしら皮膚にトラブルを抱えられてしまっている皆様には向き合っていただきたいところです。

皮膚を自然な状態に、手を加えずとも整った状態に保つためには、過度な洗顔、洗髪、洗体、手指の消毒を避けなくてはなりません。洗う行為も消毒行為も、悪玉菌や人体に有害な細菌/ウィルスだけを狙って作用できるわけではないので、必然的に本来皮膚に必要な善玉菌群も失われることになっているのです。

清潔という言葉が持つイメージを変えなくてはならないと思います。見た目だけのキレイ/清潔を追っていてはダメなのです。

【大事】脱保湿にも注意は必要です

このページをしっかりと読み込んでくださった方の中には、あるいは(保湿するのを控えてみよう)と脱保湿に向けて考えに変化が出てきた方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、気を付けてください。
特に長期に渡っての保湿習慣があった方などは、いきなり保湿を止めてしまうと一時的にグッと皮膚コンディションが悪化してしまう可能性があります。
これまで常に保湿ケアのなされていたような肌の場合、細胞レベルで(私の肌は保湿をしなくて良い肌だ)と勘違いをしてしまっていることがありますから、
このような状況の方が一気に保湿を断ち切ってしまうと、皮膚の皮脂分泌能力の低下と乾燥とが相まって反動が大きくでてしまう懸念があるのです。
皮膚のコンディションには個々に差がありますし、それぞれの生活環境や習慣にも違いがありますので脱保湿を行うにしても注意をしながら進めて行く必要があります。

以下のような条件でも皮脂の分泌能力が一時的/長期的に乱れ、脱保湿効果を感じにくくしてしまうことがあります。

  • 年齢
  • ホルモン分泌
  • 季節の差
  • 皮膚への刺激
  • 洗浄過剰
  • 低体温
  • 冷え性
  • 月経周期
  • 先天的体質
  • ストレス
院長渋谷
ただ保湿をやめればいいわけではなく、身体の内部や生活環境の見直しも行っていくことが大事です。

真の保湿とは

皮膚(肌)を保湿するための方法を整理してみましょう。

  1. 皮膚を常在菌が活性化する〝弱酸性〟状態に維持するようにして、常在菌が生み出す脂肪酸とグリセリンで皮膚表面をコーティングする
  2. 皮脂腺を活性化させて、適度に皮脂分泌が行えるような代謝状況にしておく
  3. 保湿剤や化粧水等を用いて、皮膚表面を湿らせる

皮膚(肌)を保湿するのに選べるのは上記3つの方法です。ですが、ここまで説明をしてきた通り(①+②)と③の相性は良くありません。
そのため、①+②の方法と③の方法のどちらを選ぶか?という話になってきます。
ここで言う「真の保湿」というのは無論①+②になります。方法というよりこれが自然な状態だということです。

保湿剤や化粧水を使っての保湿は、確かに即効性があるように感じられます(実際は皮膚表面の角質層を湿らせているだけですが)。
その点、その場しのぎには良いかもしれませんが皮膚の乾燥に対する根本解決には全くなりません。

院長渋谷
シーンによって使い分けが必要な方も当然いらっしゃるとは思いますが、治療家として目指していただきたいのは、①+②の自然保湿です。
まとめ
院長渋谷
保湿とは皮膚表面の角質層に水分を与え、或いはその上に薄い脂質の膜を張り、潤っているように見せかける行為です。そもそも角質層というのは、皮膚細胞の最終形態であり皮膚の晩年期なのです。
遅かれ早かれ垢となり剥がれ落ちる運命にあるものなんですね、爪や髪の毛が根元に向かって伸びることが無いように、皮膚も中から外に向かって押し出されるように代謝されていきます。
どれだけ表面のスキンケアを行っても、実は枯れ木を湿らせる程度の行為にしかなっていないのです。
古くなった角質層に潤いを与えて見かけの乾燥状態を取り繕うよりも、代謝を高めて中から新しい細胞が常に生まれ変わるように調整をしていきましょう。

こちらもご覧ください➡アトピー性皮膚炎とステロイドの話

          

皮膚のお悩みにアラテックセラピー

当院ではアレルギー/過敏症症状の専門療法、アラテックセラピーを取り扱っています。
簡単にお伝えしますと、肌荒れや皮膚の乾燥しやすい状態が身体の内部環境の乱れから起こっているケースがあるため、該当する場合にはその内部環境の乱れを修復していくことができるのです。
例えば(小麦製品を食べると肌が荒れてしまう)とか(季節の変わり目の皮膚の悪化が毎年のように酷い)であるとか、皮膚コンディションの悪化条件に決まった関連物質や刺激が思い当たるような方には特におすすめの治療法になります(自覚が無くても影響が出ているケースも多くあります)、

なんで私の肌はカサカサなんだろう、、、

アトピー 子供 痒い

皮膚コンディションのせいで人と会うのが憂鬱になってしまう、、、

人と会うのがつらい

なるべくなら薬を使わずに肌をキレイにしたいなぁ、、、

アトピー 薬

 

そのようなお悩みや傾向のある方にぜひ体感していただきたい施術法です。
ちょっとしたことでも積み重なるとストレスになってしまいますよね。
当院では皆さんのアレルギー/過敏症でのお悩みを解消し、笑顔で過ごせる日々を取り戻すお手伝いをさせていただいています。

アラテックセラピーリブラメソッドでは、種々の皮膚のお悩みも施術対象となっております。相談フォーム、お電話で直接お問い合わせください。

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え!?保湿スキンケアは間違いだらけ

アトピー性皮膚炎とステロイドの話

アトピー性皮膚炎の施術例①(成人男性)

アトピー性皮膚炎の施術例②(幼児)

アトピー性皮膚炎の施術例③(成人女性)

アトピー性皮膚炎の施術例④(幼児)

アトピー性皮膚炎の施術例⑤(成人男性)

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花粉症の施術例①

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