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アトピーあれこれ コラム

アトピーとアラテックセラピー

更新日:

アラテックセラピーは身体に起きてしまったエラー反応(誤認識)を修正する施術です

アトピーの方の場合、細かな違いはあるものの、あたり前に口にしている「食べ物」の影響を日々受けてしまっている方が多くいらっしゃいます。
その他には「汗」や「ヒスタミン」のような、自分の身体の中で産生される生体物質にエラー反応を持たれてしまっていることなどがよくあります。
こういったケースでは、日常あたり前に自身が触れているものに対して過敏反応があるので、身体には落ち着く暇がないわけです。
ゆえに慢性的にダラダラと症状が続いてしまい、良くなる気配が見えなくなってしまうのです。

アトピーと食物アレルギー・過敏症の関係性は?

一般には「アトピー性皮膚炎は食物アレルギーではない」とする考え方が大勢を占めています。

確かにその通りだと思います。
「小麦を食べるからアトピーになってしまう」
「砂糖を摂るからアトピーになってしまう」
というような単純な話ではありません。

ですが一方で、長く臨床に携わっているとこのような訴えをよく耳にします。
「小麦製品を食べた後に痒みが増すんです」
「甘いものを食べると皮膚炎が悪化します」
「食後は全体的に症状が増します」
というようなものです。

アトピー性皮膚炎は食物アレルギーではないのに、どうしてこのような自覚を患者さんは持つことがあるのでしょうか。

食物アレルギー・過敏症は間接的にアトピーに関わっている!?

ここからは、アラテックセラピーの考え方も取り入れた私見になります。
アトピー性皮膚炎も含めたアレルギーや過敏症というものはその本質が炎症(症状)になります。
食べたもので直接アトピー性皮膚炎を発症しているわけではなかったとしても、日常的に摂取している食物や成分に身体のどこかがアレルギーや過敏反応を起こしていた場合、そうですね、ここでは分かりやすく小腸としておきましょうか。
小麦を食べて、アトピーが出ているわけではないものの、小麦を食べて小腸が何かしらのアレルギー・過敏症反応を起こしてしまっていた場合、それは小腸で炎症が起きているような状態だと考えられます。
もともと東洋医学では「皮膚は内臓の鏡」という考え方があり、〝体表(皮膚)の病変はどこかしらの内臓の不調のサインだ〟と捉えるわけです。

あくまで例ですが、小腸で不具合が発生すると、単純にその不調が体表(皮膚)へ現れてくることもあるでしょうし、そもそもアトピー性皮膚炎で皮膚が炎症を起こしている状態で、さらに〝小腸にも新たな炎症症状が現れてしまった〟となれば、身体には皮膚だけでなく腸内環境もトリートメントする必要性が出てきてしまいますので、治癒力の分散という状況が発生し局所の回復力が弱まりうる、局所症状の悪化を招きうるという考え方ができるのです。炎症症状というのは火事(小火)のようなものなので、1ヶ所だけの消火活動と2ヶ所以上の消火活動では、どちらの方が労力が必要かというのは簡単に想像ができますね。

アレルギーには症状に強弱があります、また、ほとんどの方は過敏症言われても馴染みがなく、どのような状態かをイメージできないかもしれません。

簡単に過敏症の状態をお伝えすると、
「病院でアレルギーと言われたことはないし蕁麻疹や呼吸困難なんかも出ないけど、小麦を食べると必ず怠くなる/お腹がゆるくなる/お腹が張る/消化不良感が出る/お腹に痛みが出るetc…
というような、アレルギーではないけど、なんだか不調を感じることがある。というのが過敏反応です。
その詳細なメカニズムはまた違う機会に説明させてもらうとして、要するに過敏反応が起こってしまうようなものを食べていると知らず知らずの内に身体にはボクシングのボディブローのような地味なダメージが蓄積されていくことになる。ということなのです。

この過敏反応というのは、どんな食べ物にも起こり得ますし、個々の生活環境や習慣によって差が出てくるものなので、「何の食べ物に過敏反応を起こしているか」には個人差があります。

ですから、実は過敏反応の出ている食品を日常的に食べていると、元々あったアトピー性皮膚炎の症状が悪化したり、治りにくくなったりしてしまうという間接的な影響があるという話になります。
アトピー性皮膚炎を長く経験されている方の多くは、当院へ来院される前から「食べ物」の影響を気にされている方が多く、感覚的に自分に合っているものと合っていないものがわかっていることも結構あるのです。
アラテックセラピーは、それら過敏反応が起こっている状態を修正できる施術となりますので、食べても不快感が出てこない状態を獲得できることになります。つまりは治りやすい環境を整えることに役立てるのです。

余談になりますが、病院で「アトピーと食べ物は関係ないから!」と説明を受けても、その実情から納得できない方は少なくありませんよ。

 そのような、日常あたり前に触れてしまっているものへのエラー反応を見つけ出し修正できるのがアラテックセラピーです。

例えば、小麦にエラー反応があった場合、小麦はパン、うどん、パスタ、ピザ、ラーメンなどなど、主食となり得る多くのものに含まれているため、摂取を避けるのが難しい物質となります。

さらに、ここで言うエラー反応とは、いわゆる小麦アレルギー持ちの方々のようにわかりやすい反応が出るものばかりではなく、自覚症状に乏しかったり、自覚には無いような反応までが含まれてきます。

例え自覚症状が乏しくとも、そういったエラー反応は消化器系の問題であったり、倦怠感や疲労感と関わっている可能性が出てきますので、施術を進め症状を克服していくために、アラテックセラピーによるアプローチをおススメするのです。

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