てんびん鍼灸治療院では、ご来院時に過去に医療機関で受けられた血液検査データをお持ちくださるようにお願いをしております。
一方で、私自身は医師ではないので検査データを見て診断するような行為は一切行えないのです。
ですが、そのような状況下においても検査データがあった方が良い理由がありますので、当院でお勧めのできる検査法と併せてご紹介いたします。
Contents
はり師・きゅう師である私は診断行為が一切できません
大前提として、はり師・きゅう師・柔道整復師である私は診断行為ができませんし一切行いません。
医師ではないので、お持ちいただいた検査データもしくは自己採血検査(詳細後述)のデータを基に診断は行えないのです。
そのため当院では、提携させていただいている野口基礎医療クリニック院長の野口医師(内科医・産業医)に血液検査データの解析を依頼させていただいております。
野口医師からのデータ解析結果をお伝えさせていただくことで、皆様の身体の状態をより詳細に把握させていただきます。
検査データの解析と言っても病院で異状なしと言われています。
健康診断や人間ドックなどで定期的に血液検査を受けられている方も多くなっています。
そういった方々は、基準値の範囲に検査データが納まっていれば「異常なし」として判定を受けることになるのですが、
野口医師は分子整合栄養医学の観点から解析を行ってくださいます。
基準値ベースでチェックをすると「異状なし」であったデータでも、分子整合栄養医学目線でチェックをすると日常生活習慣見直しのヒントが出てくることも少なくありません。
特に「栄養」面で貴重なアドバイスを得られることが多いのです。
なぜ検査が必要なのか
当院が血液検査データの持参をお願いする最大の理由は栄養状態の指標とさせていただくためです。
てんびん鍼灸治療院はアレルギーや過敏症を専門的に扱っていますが、それらの症状が栄養と関りが深いものであることをご存じの方がどれぐらいいらっしゃるでしょう。
正確には、栄養状態が深く関わっている方もいるということなんですが。
「私たちの身体は食べたものでできている」
こういう話を1度や2度は耳にしたことがありませんか?これはまさしくその通りで、私たちの心身と食、即ち栄養状態は密接に関係しています。
例えば、アトピーの方へ複数のアプローチを行い、皮膚が良くなる準備が整ったとします。この時に皮膚を再生するためエネルギー(栄養)が足りていなかったらどうなるでしょうか。
栄養が足りていないと、身体そのものは良くなる準備ができているのに皮膚を修復するための材料が足りないということにもなりかねません。
つまりは皮膚の修復・再生がスムーズに進まない可能性が出てきてしまうのです。
また、アレルギー反応を起こしている状態を簡単に言い換えると「体の炎症反応」となります。「炎症反応」とは身体の中で発生する「小火/火事」のことで、火事が起こっているのなら消火作業を行う必要が出てきます。その際にも必要になってくるのがビタミン・ミネラルなどの栄養素なのです。栄養が不足していると、身体の炎症反応が上手く抑えられない可能性も出てきてしまうのです。
アレルギー/過敏症と栄養状態に深い関わりがあることがわかっていただけたでしょうか。
当院で栄養のバランスが乱れていないかどうかを確認できるのであれば、なるべく早く確認させていただきたいのが本音です。それは、施術と同時に栄養面のアプローチも行えるようになるからです。
栄養状態の変化には、少なくとも2~3か月はかかると考えていただきたいので、もし見直しが必要な状況であるならば速やかに手をつけて行きたいですよね。
どんな血液検査データでも良いのか
血液検査と言っても、検査毎に項目は変わってきます。
どのような検査データでも活かせる情報はあるはずですが、微量採血で検査ができる以下の項目が含まれているのが理想的です。
- 白血球数
- 好中球
- 好酸球
- 好塩基球
- リンパ球
- 単球
- 赤血球数
- ヘモグロビン(Hb)
- ヘマトクリット(Ht)
- 血小板数
- フェリチン(貯蔵鉄)
- AST(GOT)
- ALT(GPT)
- γ-GTP
- ALP
- 尿素窒素
- クレアチニン
- 尿酸
- 総蛋白
- アルブミン
- 総コレステロール
- LDLコレステロール
- HDLコレステロール
- 中性脂肪
- HbA1c
当院で提供のできる検査
①aiwell care
微量自己採血による検査になります。
専用キットを用いご自身で行っていただく必要があります。
この検査にのみ当院の提携クリニックである野口基礎医療クリニック
/野口医師の解析レポートが含まれます。
※解析レポートは当院でお申込みいただいた場合に限ります。
分子整合医学を基にした解析レポートサービスは中学生以上が対象
となります。
アレルギー症状でお悩みの方に最も受けていただきたい検査です。
アトピー性皮膚炎、過敏性腸症候群、アレルギー性喘息、花粉症など
でお悩みの方には特におすすめです。
②Vita Note
採尿による検査になります。
ご自宅で採尿を行い返送キットをポストへ投函いただきます。
専用アプリを用いて栄養管理を行えます。
※統計による評価は届きますが、提携医師による解析はありません。
自己採血のできない乳幼児~中学生ごろまでの方の評価におすすめです。
③ミネラル検査
毛髪または爪を少し採取することで検査ができます。
ご自宅で行い返送キットをポストへ投函いただきます。
ミネラル検査キットの購入はこちらから
※統計による評価は届きますが、提携医師による解析はありません。
自己採血のできない乳幼児~中学生ごろまでの方の評価におすすめです。
どの検査を選べば良いかわからない場合などはお気軽にお問い合わせください。