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松戸市在住 30代男性
主訴:アトピー性皮膚炎による強い痒み
副訴:花粉症による目の痒み、鼻水、アトピー症状の悪化。卵アレルギー。洗剤やゴム手袋使用による手荒れなど
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生まれつきのアトピー体質、体温が上がった時などに全身が痒くなってしまう。また寝付いてから1~2時間経つとピリピリとした痒みが発生してしまうため、目が覚め掻きむしってしまう。掛け布団をはいだりエアコンを入れるなどして体感温度を下げると治まる傾向があるとのこと。初診が5月初頭であったが今年もすでに冷房を使用していた。
さらに、春の花粉症シーズンになると首や胸周辺の皮膚症状が悪化し、目の痒みと止まらない鼻水に悩まされる。ステロイドも使用してはいたがそれでも痒みが強く慢性的な寝不足が辛すぎるということで来院。
※この症例はあくまで一個人の例であり、全ての方に同じように効果が出ることを保証するものでは一切ありません。ご本人からの承諾を得て掲載させていただいております。
※アトピー性皮膚炎を引き起こす要因は複雑で、効果の出にくいものが存在することも明記しておきます。
初回施術 (5/7)
【痒みのスケールは2(スケール10が最も痒い状態として。※ステロイド使用により強い痒みは抑えられていた)】
なによりも「痒み」が一番の訴えのため、初回はエラー反応が検出された『ヒスタミン』を施術しました。
施術直後、痒みのスケールは一時的に0となる。
(5/7↑)
2回目の施術 (5/10)
【痒みスケール3(ステロイドを使用しなくても耐えられた)】
5/9からステロイドを使用せずに眠れている。就寝後しばらくすると痒みは出るものの少し前のように眠れないほどではないとのこと。
この日は『酸』の施術を行った、施術後に胃が少し軽くなった自覚があったとのこと。
初回施術時に「乳製品」に対するエラー反応も検出されていたため、それ以降自主的に摂取しないように気をつけているとのこと。
(5/10↑)
3回目の施術 (5/11)
【痒みスケール3】
連日の施術。昨夜はよく眠れたとのこと。写真↓からもわかるように皮膚にはやや赤味が増している様子がうかがえるが、痒みのレベルは上昇していない。
予定通り『糖』に対する施術を行った。
(5/11↑)
4回目の施術 (5/14)
【痒みスケール2】
「糖」の施術後はなんとなく身体のスッキリとした感覚があるとのこと。
しかしながら、昨夜はam2:00〜3:00の間に身体へ強めの痒みが現れてしまった。前夜に食べた小麦製品のせいかもしれないと本人。
比較的涼しい夕方の来院だったので、施術後の汗による影響も最小限にしておけそうだということで『汗/汗腺』を施術しました。
(5/14↑)
5回目の施術 (5/16)
【痒みスケール2~3】
少し痒みが戻った印象あり、首周りの皮膚がややカサカサした感じになった。ただそれでも今までの様に強い痒みにはならない。本人的には『花粉』の影響な気がするとのことではあったが、ブレずに皮膚/アトピーと関連の深いものからアプローチしたいとのことで、この日は自覚症状としてズボンのウエストラインの様な摩擦を受けやすい部位の肌荒れが特に強くなる傾向があったため『摩擦』刺激に対するアプローチを行った。
(5/16↑)
6回目の施術 (5/21)
【痒みスケール1~2】
痒みスケール0とはいかないが明らかな痒みレベルの低下を感じられた様子。首周りのカサカサも順調に緩和してきている。「以前に比べ皮膚そのものが厚く(強く)なってきたような気がしています」と本院から。就寝中に痒みで起きることはほぼなくなっているとのこと、寝られないということが無くなってきているので体調も良さそうです。ただ、就寝中に手首付近が痒かったのか無意識に掻いていたようで、小さな掻き傷が出来ていたとのこと。
皮膚の問題は日常の食習慣と関わっていることも多いと考えられるため、『小麦』に対する過敏反応への施術を行った。
(5/21↑)
7回目の施術 (5/23)
【痒みスケール1~2】
調子は良く安定している。痒みは僅かばかり。小麦に引き続き『牛乳』に対する過敏反応の施術を行った。
(5/23↑)
8回目の施術 (5/28)
【痒みスケール1~2】
前回の施術以降、牛乳を摂取してみたがそれによって痒みが出たり赤みが現れるようなことは無かったとのこと。小麦製品でも同様に症状は悪化しないとのこと。この日は昔から食べると痒みが出ることを自覚していた『卵』に対する施術を行った。
(5/28↑)
9回目の施術 (5/29)
【痒みスケール1~2】
連日の施術。少し前の施術の際に「布団に入るとやはり痒みが出ているような気がする」とのことから『羽毛』に関わる成分をチェックしたところエラー反応が見られていた。弱いながら就寝中の手首の痒みが残っていることから同物質に対する施術を行った。
(5/29↑)
10回目の施術 (6/6)
【痒みスケール0~1】
調子良い。卵も少し食べてみたが痒みは発生しなかったとのこと。少しずつ摂取量を増やしながら様子を見てもらいます。
最終日は「生体物質」の一部にエラー反応が見つかっていたので施術を行っています。
「1か月前の状態と比べたら痒みが全然違い驚いています。職場の人達もすごいと言ってくれるんです」と。
最後の段階での写真と初診時の写真を比較しやすいように載せてみました↓↓全体的な赤みが減り皮膚がキレイになってきているのがわかります。
【5/7(初診時)↓と6/6(一区切り)↑時の背部の比較】
まとめ
はじめての来院からおよそ1か月後に引っ越しを控えているということで、「近くにいる間になるべく受けてしまいたい」と間隔を詰めて来院された方でした。
ダメージを受けた皮膚はターンオーバーを経て綺麗になっていくものなので今回の一区切りの段階での写真ではクスミや肌荒れがまだ残っていましたが、生活リズムや食事のバランスなどが極端に崩れるような生活をされなければ今以上に段々と綺麗になっていってくれることでしょう。
離れてはしまいますが通院できる距離内での引っ越しとのことで、落ち着いたら今度は花粉症に対する施術を受けにきたいと仰っていました。その時に背中を見せてもらうのが今から楽しみです。「薬を使い続ける必要が無くなって、こんなに痒くならないなんて嬉しすぎる」と長年の辛さから解放されてとても喜んでくれていました。