「アレルギーでお悩みの方々を笑顔にしちゃうプロジェクト☆」で日本を元気に!
松戸市のアレルギーバスター、てんびん鍼灸治療院です。
Contents
精液(精子)アレルギー/過敏症
なかなか目にしないキーワードだと思いますが、この問題のことを知らずに悩まれている方もいらっしゃいます。知っていれば誰かを助けることに繋がるかもしれません。思い当たる方はもちろん、そうでない方も1度はご覧いただければと思います。
どんな症状?
精液(精子)アレルギーは女性へ現れる反応となりますが、性行為中や性交渉を行った後に、膣(下腹)部に痒み・痛み・腫れ・不正出血が見られたり、皮膚に赤みなどの炎症徴候が現れたり、翌日にかけてなんとなく倦怠感や風邪を引いたかのような症状が出てしまう方が少なからずいらっしゃいます。
特に
「避妊具を用いて精液(精子)が身体に直接触れないようした時は問題がないが、そうでない時には該当するような症状があるかもしれない」
このような自覚がある方は、
- 精液血漿アレルギー
- 精液血漿過敏症
- 精液アレルギー
- 精液過敏症
- 精子アレルギー
- 精子過敏症
と言われる状態に知らないうちになってしまっている可能性があるのです(どれも同じ状況のことです。以後、精液アレルギー)。
本来無害であっていいはずの精液に対して、身体がエラー反応を引き起こしてしまっているということです。
(→エラー反応に関しては、アレルギー/過敏症の治療を参照)
精液アレルギーへの理解
昨今は病院やクリニック等の医療機関でもネットに情報を発信しているところが見られるようになってきましたが、まだまだ一般的には知られていない(理解されていない)症状です。
妊活や不妊治療等で専門医に通われているような方でも、この情報に辿り着けていないケースも少なくありません。
ですが、この症状で悩まれている方や、まだご自身が実はこの症状に該当していることに気づいてすらいない方は必ずいらっしゃいます。
「女性の十数パーセントはこれに該当する」というような報告もありますが、日本の場合は特に性の悩みに関してオープンに話をされることが少ないため、実際はもっと多くの女性が関連するさまざまな症状で悩まれているのかもしれません。残念ながらこの症状に理解の無い医療機関も未だに多くありますので、患者数の予想パーセンテージなどは全くあてにならないと感じています。
加えて、本症状に限らずに申し上げれば、今や日本国内では3人に1人が何らかのアレルギー症状を抱えていると言われていますし、さらに、費用助成という政策の影響なども後押ししてか、不妊治療を受ける夫婦の数も増加傾向にあるという背景から、もしかしたら不妊でお悩みの方の中にこの精液アレルギーのお悩みを併せ持たれている方というのは、想像以上に多く存在しているのかもしれません。
そうなんです、この精液アレルギーですが、実は不妊症の原因にもなり得るということがわかっています。
(えっ!?そんなことあるの?)
と思われるかもしれませんね。
ですが、この精液アレルギーは言い換えると、なんらかの理由で「身体が精子を正しく受け入れられない状態になってしまっている」ということですから、妊娠に必要な卵子との受精までの流れの中になんらかの不都合が生じていると考えることができるのです。
今回、なぜこのような内容のブログを書いているのかというと、当院で扱っている「アラテックセラピー」でこの1年間(2019年)の間に精液アレルギーの方の施術を2例ですが行う機会があったからです。
*その後も同様のお悩みを複数担当しております。
精液過敏症の施術例
症例を交えてお伝えしていきます。
1人はYさん40代女性で昨年9月に、もう1人はMさん30代女性で今年4月に施術を行いました。
どちらの方も元々は他の理由で当院を利用されていました。
それぞれ施術時期は異なりますが、お2人に共通していたのは、
- 冒頭に挙げたような症状の自覚がそれぞれにあったこと
- それぞれが不妊治療中だったこと
- 明らかな器質的(構造的)な問題の見つからない不妊症だったこと
でした。
Ýさんの症状は、性交後の下腹部痛、微小出血、翌日の倦怠感や風邪のような不調があることでした。
Mさんの症状は、性交後の膣の痒み・痛みと強い疲労感等でした。
それぞれが別件での通院中に不妊治療のことを相談してくださったので話が進むことになりました。
元々アラテックセラピーの海外臨床例では、精液アレルギーに対して一定の効果が出せているということを耳にしていましたので、その説明をさせてもらったところ、お2人共「受けてみたい」という意志表明をしてくださったので、手順通りに評価を行うと、やはりお2人ともに「精液に対するエラー反応」を示唆する筋反射の結果が出ました。
アラテックセラピーでは、この精液に対するアレルギー/過敏反応を自律神経の調整を行うことで修正することができるのです。
施術自体は他のアレルギー・過敏症症状に対するアプローチと同じになりますので、背中のツボを優しく刺激するのみです。痛みも出ませんし、腕と背中以外には触れません。
精液アレルギーに関するアラテックセラピーでの施術回数はそれぞれはじめの1回だけでした。*反応条件により2回になる場合もあります
施術後の自覚症状と経過
その後の来院時に、自覚症状をうかがったところ、お2人共に「(性行為後の)不快感が無くなった」と不思議がっていました。
さらにそれからしばらくして、施術をした私自身も驚くことが起きました。
先ずは今年4月(2019年)に施術を受けたMさん、精液アレルギーに対する施術後も当院で身体のメンテナンスを続けられていましたが、施術から約2ヶ月後の6月に「生理がこないと思っていたら妊娠していました!」と報告をくださいました。
一方昨年9月(2018年)に施術を受けられたYさんは、施術効果の報告後しばらく来院がなく連絡もなかったのですが、同じく今年6月末にメールを送ってきてくださいました。「実は妊娠していてこの9月が予定日なんです、体調があまり良くなかったこともあってなかなか連絡できませんでした」と。
驚きました。
当時、まだ当院では2例だけだったとはいえ、精液アレルギーから解放された後に妊娠できたという方が確かにいたということです。
もちろん同時に不妊治療も行われていましたので、当然その結果の妊娠だったという考えもありますが、不妊治療で長いこと結果が出ずに悩まれていた上での施術と妊娠のタイミングであった、ということです。
また、性交後の不快な感覚が出ないという身体反応の変化は患者さんがしっかり自覚できたものであり、(身体が変わった)ことを理解しやすかったそうです。
現在妊活中、不妊治療中の方へ
妊娠を望まれている方には色々な選択肢があります。何を選ぶのもご本人、ご夫婦の自由です。
その上で私は
- 精液アレルギーと思われる症状がある
- 妊活中である
- 不妊の原因が器質的(構造的)なものではないと病院で言われている
- 器質的(構造的)な問題を指摘されてもいるが、性交時(後)の不快感の自覚がある
- 各種性感染症が無いこと(クラミジアなど)
上記の内容や状況が当てはまる方々には特に、アラテックセラピーを1度受けてみていただきたいです。
もちろん妊活中でなくても同じような症状でお悩みの方には受けていただけますし、「不妊治療はこれから」と考えられているような方でも精液アレルギーに思い当たる節のある方には受けていただきたいのです。
あなたの可能性を拡げるお手伝いが出来たなら、治療家としてこの上ない喜びです。
アラテックセラピーや精液アレルギーに関する質問などはお気軽にメールや公式LINEでお問い合わせください。
当院は完全予約制のため、ご来院時は基本的に患者さんと施術者が1対1となります。
そのため、少し話しにくい性に関わることや不妊に関するお悩みでも人目を気にすることなくお話をうかがえます。
また、施術に関する情報のシェアもご理解とご同意をいただいた場合にのみ行わせていただいておりますのでどうぞ安心してご相談ご来院ください。
補足
避妊具であるコンドームに関してになりますが、主に「天然ゴム(ラテックス)」や「ポリウレタン」「シリコン」などで出来ています。
精液に対するアレルギー/過敏症ではなく、これらの成分や製品にアレルギー/過敏反応を引き起こしてしまう方もいらっしゃいます。
症状としてはコンドーム使用後の痒みや赤み、カブレ、湿疹、不快感などの発生です。
この症状は男性に現れることも、女性に現れてしまうこともあるものです。
アラテックセラピーは、「精液アレルギー」と同様に「天然ゴム(ラテックス)」「ポリウレタン」「シリコン」に対するエラー反応にも対応することが出来ます。
このようなお悩みの際もご相談ください。