松戸市のアレルギーバスター!てんびん鍼灸治療院の澁谷です。
アトピー性皮膚炎の施術例をご紹介します。
Contents
千葉県在住 50代男性
主訴:アトピー性皮膚炎による痒み (生まれつきのもの)
副訴:花粉症 牛乳を飲むとお腹が痛くなる
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アトピー性皮膚炎は幼少期よりずっと年間を通して出現している、特に乾燥する季節になると症状が悪化しやすく、酷い時にはステロイド外用薬(副腎皮質ホルモン)を使用して対処しているとのこと。初診は6月の後半だったということもあり年間を通して見た時にアトピー性皮膚炎の症状は強くはない時期で、【痒みスケールは10段階中の5】とのことであった。
※この症例はあくまで一個人の例であり、全ての方に同じように効果が出ることを保証するものでは一切ありません。ご本人からの承諾を得て掲載させていただいております。
※アトピー性皮膚炎を引き起こす要因は複雑で、効果の出にくいものが存在することも明記しておきます。
初回施術 (6/19)
【痒みスケール5】
初回の項目チェックで20以上の物質に対して反応していたことが判りました。何か1つの物質だけが原因で生じているアトピー性皮膚炎だとは考えにくかったため、複数回の施術が必要になる可能性がある旨を伝え、初回は優先物質として判定された「酸」に対するアプローチを行った。
2回目の施術 (6/22)
【痒みスケール8】
アトピー性皮膚炎に関して自覚できるような症状の変化は特になし。また、痒みのスケールも前回より3上昇(痒くなった)したという訴えではあったが、「アラテック・セラピーで症状が悪化する、もしくは副作用が現れることはありません」ということを事前に説明していたため、患者さん自身「アラテックのせいで痒くなった」という認識にはなっておらず、そのまま継続して施術。前回の「酸」への反応は定着が見られたので、2回目は「糖」に対するアプローチを行った。
3回目の施術 (6/26)
【痒みスケール3】
アトピー性皮膚炎に関して前回と比べ痒みがガクンと落ちた自覚有り、スケールも3まで減少。また、第三者から「肌がキレイになった」「艶が出てきている」と指摘を受けたとのこと。また、当初の訴えには無かったが「消炎鎮痛剤(湿布剤)を使用すると数時間でカブレてしまっていた皮膚が、ずっと貼付していてもカブレなくなった、不思議だ。この治療法が効いているとしか思えないです」という感想をいただいた。2回目の「糖」への反応も定着が見られたため、3回目は「乳製品」に対するアプローチを行った。副訴に[牛乳を飲むとお腹が痛くなる]というものもあるため、この患者さんが乳糖不耐症でなければ、なんらかの変化を次回うかがうことができるかもしれない。
4回目の施術 (7/4)
【痒みスケール2〜3】
「痒みは若干下降したかな」という程度の感想。肌のコンディションは良く、落ち着いていることを自覚している。毎年これからの時期は汗をかくと悪化する傾向があるので、これから数ヶ月の間、痒みや肌の状態がどのように推移していくのかを注視したい。乳製品に対し、牛乳こそ怖さや不安があるためまだ飲めてはいないものの「食べると腹痛を起こしていたヨーグルトを2回食べて、2回共お腹が痛くなることは無かった」とのこと。乳製品にも定着が見られたため、4回目は「ミネラル」に対するアプローチを行った。「ミネラル」と共に「汗」の成分「塩化ナトリウム」にも反応が見られていたが、「ミネラル」のアプローチで「塩化ナトリウム」もカバーができたため、「汗」に対する反応も変化してくる期待がある。
※トップ画像はこの日(7/4)に撮影させていただいたものです。肘窩の周辺にポツポツと細かく確認できるのが皮膚炎の名残り、触れるとザラザラとした感触がありますが、大分落ち着いている状態の写真です。
5回目の施術(7/10)
【痒みスケール2~3(身体)】変化なし
「汗」に対してのアプロ―チの後、身体の痒みのレベルは目立った変化なし。前回からその傾向があったが、現在は頭のみ痒さがやや強く出現している。【頭だけの痒みスケールは7】。再試験では「ミネラル」と「汗」へのエラー反応は消失していた。肌の湿疹や荒れは非常にきれいになっていて、比較として見ている肘の横紋部分は触ってみてもザラザラした感触が著しく減っていた。入浴時に第三者から背中がとてもキレイになっていると指摘されたとのこと。皮膚のコンディションが良いのは本人もしっかりと自覚できている。問題は「(頭の)痒み」で、シャンプーやシェービングクリームなどにも過敏反応がある様子ではあるが、この日は「ヒスタミン」に対してのエラー反応を調整し、現在の痒み症状に対してどの程度効果が出てくるかを確認することにした。乳製品はその後も摂取したとしても腹痛を引き起こすことがないまま過ごせているとのこと。
⇩7/10撮影。
6回目の施術(7/18)
【痒みスケール2、頭だけの痒みも2程度】
前回まで目立っていた頭のみの痒さもスケール2程度まで下がり、痒さが気にならなくなってきた。全体的にかなり痒みが落ち着いている様子で、自身でも「痒くて体を掻いているのか、癖でそういう動きをしているのかよくわからない」と仰っていました。身体を掻く動作が当たり前すぎてよくわからないという。。言われてみればそんなに痒くも無いのかも?というぐらいの認識のようです。この施術をはじめてから、汗をかいても症状が赤することが無くなったそうで驚かれていました。また、腸の調子が良いことをしっかりと実感されていて、お通じの状態も非常に良いと教えてくださいました。この日は「防腐剤」に対する反応を施術して様子を見てもらっています。