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アレルギーあれこれ

グルタミン酸ナトリウム(MSG)症候群について

更新日:

当院では、アレルギー/過敏症症状全般の施術に力を入れております。
千葉県松戸市でアラテックセラピーが受けられるのは、てんびん鍼灸治療院だけです☆

グルタミン酸ナトリウム(MSG)症候群について

グルタミン酸ナトリウム、MSG

グルタミン酸ナトリウム(MSG)症候群というのは、うま味調味料等に含まれているこのグルタミン酸ナトリウムという成分を摂取すると、頭痛顔面紅潮発汗吐き気倦怠感などの症状が現れるというものです。

この考え方が有名になった背景には、1968年にアメリカの医学誌【THe New England Journal of Medicine】に、〝中華料理症候群〟として掲載された医師の投稿がありました。
当時は、MSGが多く使われている中華料理を食べた後に先に挙げたような症状を訴える人が多かったことで、MSG(グルタミン酸ナトリウム)が原因でそういった症状が引き起こされていると考えられたわけです。
しかしながら、後に二重盲検法を用いた実験では、MSG(グルタミン酸ナトリウム)を摂取した場合とプラセボ群とで症状の発生率に有意差が見られなかったことなどから、この関係性は科学的に否定されています。

ただ、ここで少しこの話をややこしくするポイントが存在します。
それは、当時のグルタミン酸ナトリウム(MSG)の製造法で、この中華料理症候群という概念が出回ったころのグルタミン酸ナトリウム(MSG)の製造方法というのは、
実は石油製品や化学薬品を用いた、まさしく化学合成により作り出されていた化学調味料であったという点です。
この真の化学調味料であった頃のMSGには、化学薬品の残留リスク、環境汚染の影響、安全性の不確実性や一部の研究ではMSGが神経毒性を持つ可能性まで指摘されていたことなどから、現代の国際的な基準で評価されているMSGの安全性とは異なったリスクがあったことが考えられるのです。
概ね1980年頃までの間に、現在の「天然由来原料を発酵させて作られる」発酵法という製造法に切り替わっていったという経緯になっています。

現代では、中華料理症候群という認識は先ずなく、例えそういった症状が誘発されるような場合でもMSG由来のものではなく、その他の物質の影響か、心因的な要因が関わっていると考えられるようになっています。
過去の化学合成されていた頃の事情を知る方々なのでしょうか、一部MSG(グルタミン酸ナトリウム)そのものが危険という認識を持たれている方々がいらっしゃるようです。

院長渋谷
グルタミン酸そのものは、自然界に広く存在するアミノ酸の一種で、昆布や煮干し、トマトやチーズ、キノコ類などに特に豊富に含まれている成分です。
現在のMSG製造法である発酵法によって作られるグルタミン酸は、こういった食品に含まれるグルタミン酸と化学的にも同一のものとなっています。

当院では、MSGに関して以下のような見解を持っています。
・現代では、多くの一般的な人々にとっては通常レベルでの摂取を行なっている限り健康等への影響が出る可能性は考えにくい
・塩や砂糖などと同じく摂り過ぎた場合には、健康への影響が現れ得る
・MSGに対して過敏反応(過敏症)を持ってしまっている人の場合、種々の不調や症状を訴えることがある

関連リンク、こちらもご参照ください➡身体に悪い?食品添加物(化学調味料)と過敏症

グルタミン酸ナトリウム(MSG)症候群の実際

先に説明した通り、現代ではグルタミン酸ナトリウム(MSG)の通常量摂取により、過去に中華料理症候群と呼ばれていたような症状との因果関係はないと結論付けられています。
しかしながら、アレルギーや過敏症を専門的に扱っている当院へは、グルタミン酸ナトリウム(MSG)摂取による不調を訴えられる方が少なからずいらっしゃるわけでして。。
結局のところ、MSG症候群(もはや中華料理症候群という名称は相応しくない)はあるのか?ないのか?どういうことが考えられるのか?について触れていきたいと思います。

MSG症候群からMSG過敏症へ——その概念を再考する

MSG(グルタミン酸ナトリウム)は、世界中で広く使用されている食品調味料ですが、一部の人々がその摂取後に体調不良を訴える現象が議論されてきました。
これまで「MSG症候群」という名称で呼ばれていたこの現象を、「MSG過敏症」と再定義することで、このような症状で悩まれている人のことをより適切に理解できるのではないかと考えました。

症候群と過敏症の違いから見える視点の変化

まず、「症候群」と「過敏症」の違いを整理してみましょう。
「症候群」とは、ある特定の症状群が共通して現れるが、その原因が不明または複雑である状態を指します。
一方で「過敏症」とは、特定の物質に対する個別的な体の過剰反応を意味します。例えば、小麦に対する「小麦過敏症」や、特定の化学物質に対する「化学物質過敏症」がこれに該当します。
ここでは割愛しますが、「過敏症」は「アレルギー」とはまた似て非なるものになります。

これまでは、MSG症候群と考えられるような症状も、MSGという特定の物質に対する反応が引き金となっている可能性が指摘されてきましたが、
全ての人に起こる反応ではないことや、特定の研究の結果MSGと体調不良の因果関係がハッキリと認められなかったことなどから、科学的にはMSGと症状の関係は無いと結論付けられてしまっています。
しかしながら、やはりMSG摂取によって体調不良や心身の違和感を訴えられる方は存在しているため、この現象を症候群から過敏症へと理解を改めることで、MSGに対して不快な反応を示してしまう人々のメカニズムををより具体的に理解し説明できるようになるのではないかと考えています。

症候群と過敏症の違い
項目 症候群 過敏症
定義 複数の症状が一定のパターンで現れる状態 特定の刺激に対して過剰反応が起きる状態
原因 不明な場合が多い 免疫系や体質の異常に関連する場合が多い
症状の範囲 多様で光波にな症状を含む 特定の刺激による限られた症状
過敏性腸症候群、ステロイド離脱症候群 など 花粉症、食品過敏症、化学物質過敏症 など

MSG過敏症という概念の意義

MSG過敏症として考えると、以下のようなポイントが明確になってきます。

1.個別性の尊重
MSGに反応を示す人々は一般的な人々よりも特定の体質や感受性を持っている可能性があります。これにより、MSGに過剰反応を示す少数派の存在が医学的に説明可能になります。
例えば、小麦アレルギーを医学的に否定されているのにも関わらず、小麦を摂取するとやはり体調不良が再現されてしまうという方がいらっしゃるのですが、こういった方も小麦過敏症と考えられるのです。
同様に、MSGアレルギーではなく、MSG過敏症という捉え方をするという事です。

2. 幅広い症状の説明
MSG過敏症の観点から考えると、体調不良の範囲は単一の症状(例えば頭痛やしびれ)に限らず、以下のような多様な反応が含まれる可能性があります。

  • 頭痛やめまい
  • 顔面紅潮や発汗
  • 動悸や胸の圧迫感
  • 消化不良や吐き気
  • 軽度のしびれ感 など

過敏症という枠組みにすることで、これらの症状を「MSGに対する身体の防御的、反射的な反応」として整理することができ、理解しやすい話になってきます。

3. 誤解を解消する手がかり
「症候群」という言葉が、あたかもMSG摂取全般が危険であるかのような誤解を招く一方、MSG過敏症と再定義することで、一連の現象が特定の人に限られるものだと理解できるようになるわけです。

 

他の食品過敏症との比較から学べること

現在、代表的なところでは、小麦や砂糖、乳製品といった食品に対する過敏症が認識されてきています。MSG過敏症もこれらの食品と同様に、以下のような視点で捉えられるべきかもしれません。
食品に対しては、アレルギーではない反応、過敏症というものも存在していることをより多くの人に理解してもらう必要があります。

1. 少数派への理解
  食品への過敏症を持つ人々は少数派であるものの、その存在は確かであり、特定の食材や成分が個人の体調に影響を与える可能性があることを多くの人に知ってもらう必要があります。
 
2. 適切な対応策
  ラベル表示や成分表をよりわかりやすくすることにより、過敏症を持つ人が自分でリスクを回避できるような思いやりのある環境づくりがより求められます。

3. 研究の進歩
  MSG過敏症への社会的な理解が深まりスポットライトが当たることで、このような少数の人の不調現象についても、今後さらに研究が進み、新たな知見が得られるようになっていくことが望ましいです。

まとめ:MSG過敏症という視点の意義

MSG過敏症という考え方がスタンダードになれば、MSGを摂取した後の体調不良を訴える人々の症状を理解しやすくなり、
「気のせい」だとか、「敏感過ぎなのではないか」と不名誉なレッテルを貼られることも無くなってきます。
また、この視点はMSGがすべての人にとって危険だという根強く残る過去からの偏見をも解消する一手ともなり得ます。
食品業界や医学界、消費者の間でMSGに関する過敏症という考え方の情報共有や理解が深まることで、過敏症を持つ人々がより健康的で快適な選択を行える優しい社会になっていくことが望まれますね。

以後、本ページではMSG過敏症として話を進めて行きます。

MSG過敏症の症状

発症のタイミングと持続時間

・本症に該当する場合、症状はMSGを含む食事を摂取してから~30分程度で現れてくることが比較的多くなります。

・通常症状は2~3時間以内に収まり、その後何事も無かったかのようになります。

・症状の強さや持続時間は、その日の体調やMSGそのものの摂取量などによって変化する可能性もあります。

軽度の症状

  1. 頭痛:
    偏頭痛のような痛みが現れることがあります
  2. 顔面紅潮:
    顔が熱くなったり、赤くなる感覚が現れることがあります
  3. 発汗:
    特に顔や首周りで汗をかくことがあります
  4. しびれやヒリヒリ感:
    口の中や喉、顔面にしびれやヒリヒリとした感覚が生じることがあります
  5. 吐き気:
    軽い胃の不快感や吐き気を感じることがあります
  6. 疲労感:
    全身の倦怠感や脱力感などを感じることがあります

重度の症状(稀なケ-ス)

  1. 胸の痛み:
    圧迫感や締め付けられるような痛み
  2. 動悸や異常心拍:
    心拍数が速くなったり、不規則になるようなことも
  3. 呼吸困難:
    息苦しさや喉の腫れを感じることがあります
  4. 顔などの腫れ:
    アレルギー反応の一環として、腫れが生じることがあります

関連リンク、こちらもご参照ください➡身体に悪い?食品添加物(化学調味料)と過敏症

当院でのMSG過敏症 施術法

MSG過敏症でお悩みの方の場合、当院での施術第一選択はアラテックセラピーになります。

アラテックセラピーは身体が過敏反応を起こしてしまっている物質や刺激を見つけ出し、その物質や刺激に対する過敏反応を元通りにリセットするための施術法です。
痛みや侵襲性なく受けていただけますので、お子様やシニアの方でも安心してご相談ください。

施術回数目安

MSG過敏症に対する施術では、施術対象となる物質/刺激の数によって施術回数に差が出てきます。
グルタミン酸ナトリウム(MSG)だけということであれば1~2回で施術は完了します。
ですがその他の物質、例えばビタミン類やミネラル、食品添加物等にも過敏反応があるようであれば、同じ「食」に関わるものとなるため食後の症状が消失しない場合に施術をおすすめすることになります。

気軽に外食ができない、、、

レストラン、外食

食後に体調不良が起きやすい、、、

食事と不調

 

グルタミン酸ナトリウム(MSG)が大好きすぎる、、、

グルタミン酸ナトリウム、MSG

 

そのようなお悩みや傾向のある方にぜひ体感していただきたい施術法です。
ちょっとしたことでも積み重なるとストレスになってしまいますよね。
当院では皆さんのアレルギー/過敏症でのお悩みを解消し、笑顔で過ごせる日々を取り戻すお手伝いをさせていただいています。

アラテックセラピーでは、グルタミン酸ナトリウム(MSG)過敏症も施術対象となっております。相談フォーム、お電話で直接お問い合わせください。

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