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知らないうちに重金属(水銀)が溜まっていた
2021年6月、少し前に検査を受けた「毛髪ミネラル検査」の結果が手元に戻ってきました。
私が受けた毛髪ミネラル検査はらべるびぃ予防医学研究所のもので、髪の毛を約0.1g採取して郵送すれば受けられるクリニックなどに足を運ぶ必要もない便利なものです。
(爪でも同様の検査が受けられますし、愛犬用の検査も可能となています、なお愛猫用の検査は2021年9月現在準備中のようです)
実は、分子栄養学による血液検査データの解析結果を踏まえて1年ほど前から食事内容の大幅な見直しを行い、ミネラル検査の4か月前に再度受けた血液検査結果では中性脂肪値が一気に標準ラインに落ち着くようになっていたこともあり、このミネラル検査に関しても自分の中では不足しているようなことはまずないだろうという予測がありました。ですので、体内のミネラルバランスがいかに整っているのかを確認するために受けたようなものだったのです。
そんな状況で届いた検査結果には、自分がまったくノーマークだったことが記されていました。
次の画像が毛髪ミネラル検査の結果(一部)です。
「えっと、、、」汗
水銀が高値注意って。。。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
ちなみになんですが、肝心の必須ミネラル13種(ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、リン、セレン、クロム、モリブデン、マンガン、鉄、銅、亜鉛、コバルト)の判定は、
マグネシウムとカルシウムが標準範囲よりちょっと多め、クロムとモリブデンが標準範囲よりちょと少なめではあるものの、全て基準範囲内には収まっており自分としては納得のいくバランスでした。
※らべるびぃさんの毛髪ミネラル検査では、その他3種の必須ミネラル(ヨウ素、硫黄、塩素)については判定されません
それだけになおさらこの水銀の高値注意判定には驚きました。
水銀の蓄積の原因でまず疑ったのは
なぜ自分の身体にこれだけ水銀が蓄積していたのか、、、検査結果を見た時その原因としてまず真っ先に頭に浮かんできたのは「魚」でした。
なぜ魚?という話ですが、そもそも水銀は生物濃縮によってマグロやカジキなどの大型の魚類に多く含まれていることがわかっています。その他の魚類にも多少なりとも含まれているものなのです。
私も同居する父も釣りが好きなこともあって、魚の摂取量は一般家庭と比べると確実に多いという自覚があります。
マグロやカジキの摂取量は決して多くはなかったのですが、他に思い当たるような事もその時はありませんでした。
※普通に食している分には栄養面でも身体に有用なことの方が多いのが魚です。この投稿だけを見て魚は危ないという偏った考え方にはならないでくださいね。
父にもミネラル検査を受けてもらう
もし家で食べている魚、もしくはその摂取量に原因があって水銀量に高値が出てしまったのであれば、私と同等かそれ以上に魚を食べている父の水銀蓄積量も多いのではないかと考えました。
そこで、この疑問を払拭するために父にも同じ検査を受けてもらい比較をしてみました。
次の画像が父親の毛髪ミネラル検査結果(一部)です。
カドミウム、水銀、鉛、ヒ素、アルミニウム、有害金属5種の蓄積量は、私のグラフと比較すると総合的に多くはあるものの「標準範囲」の中に収まっており、水銀だけが高値注意に届いているというようなこともありませんでした。
この検査結果だけから想像すると、私の蓄積水銀量の多さは家で食べている魚のせいではなさそうですね。
水銀蓄積のその他の可能性は??
私の蓄積水銀量の高値はどうやら魚食が主な原因ではなさそうです。
では、他に何が原因として潜んでいるのでしょうか。
調べていくと「歯科用水銀アマルガム」の可能性もあることがわかりました。アマルガムは成分の半分が水銀でできていて1980年代までは良く扱われていたそうですが、その後は安全性に疑いが持たれ他の材料に置き換わっていったそうです。
私には中学生以前の頃にだけ虫歯の治療を受けた記憶があり、奥歯3か所には歯科金属があります。それ以降は親知らずの悩みやクリーニング以外ではほとんど歯医者に通院した記憶も、虫歯になることもなく過ごせてきましたが、当時へ遡れば1980年代に歯科治療を受けていたことになります。
水銀蓄積の影響はアマルガムであった可能性が強まってきた気がします。
※ただしこの時点で一ヵ所、2016年に古い歯の歯の詰め物が自然に外れてしまい新しい歯科金属に交換してもらっていた箇所がありました。
歯科用水銀アマルガム
歯科用の水銀アマルガム(以降、アマルガム)は、その成分の50%が水銀で、銀や錫、銅などを含んだ合金だそうです。
口腔内にアマルガムがあると、唾液や食事による摩擦や熱によって水銀成分が少しずつ溶け出してしまい、身体が常時水銀に曝露されることになります。
このアマルガム(水銀)の影響と考えられる体調不良や不定愁訴、アレルギー症状の報告も多くあるそうです。
私は幼少期より割と強めなアレルギー体質ではありましたが、今となっては当時の症状との因果関係を知る術もありません。
ですが、現状水銀が蓄積されているというデータを目の前に(もし口腔内の歯科金属がアマルガムだったならよくないな)という意識が高まりました。
口腔内を専門医に改めて診てもらうことに
ともあれ、私の口腔内の歯科金属がアマルガムなのかどうか?を確認しなくてはなりません。
もしアマルガムであった場合、アマルガムの除去には慎重を期した方が良いようなので専門的に対応してくれるクリニックを探して受診してきました。
その結果、現在口腔内に入っている金属は3箇所共「パラジウム合金ですね」と。・・・汗
正直なところ拍子抜けでした(笑)
口腔内金属がアマルガムでなかったのは喜ぶべきことなのですが、そこが問題無しとなってしまうといよいよ私の水銀問題は暗礁に乗り上げてしまいますから。
はて困りました。。。
経過観察
今回自分の身体に水銀が蓄積していたわかりやすい理由というものは残念ながら見つけられませんでした。
そこで現実的に選択すべきは下記2点と判断しました。
①代謝を上げてデトックスを促すこと
②余計な水銀の摂取を行わないこと
しばらくこの2点を重点的に意識して生活し、再検査の段階で蓄積水銀量が低下傾向にあれば良しということにする他ありません
「水銀蓄積のその他の可能性は」で少し触れましたが
>>2016年に歯の詰め物が自然に外れてしまい新しい歯科金属に交換してもらっていた箇所がありました。
そう、もしかしたらこの時に外れた金属がアマルガムだったのかもしれません。
だとすればそれ以前から蓄積していた水銀が今現在もゆっくりと体外へ排出され続けている状況ということになります。
ともかく時間をかけて、体内に蓄積した余計な重金属の排出に努めていくしかないですね。
再検査を実施したらまた状況・情報をシェアしたいと思います。
関連リンク
らべるびぃ予防医学研究所の毛髪ミネラル検査他(外部サイトリンク)