松戸市在住 6歳 女児
主訴:チョコアイスを食べると吐いてしまう
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※もともと不定期(気になる症状が出た時)にアラテックセラピーを受けていた女の子です。半年ほど前に実施していた初回評価時には「糖」「乳製品」に対するエラー反応が見られていましたが、それらはすでに施術済みで当時出現していた消化器系の悩みも落ち着いていたという前提状況があります。
この時はお母さんから「習い事が終わった後にチョコアイスが好きで食べるけど、食べると娘が吐くことに気づいた」と相談がありました。
極めて特徴的ですね。
以前に施術を行っていたのでカルテを見返しても、「チョコレート」に対しては陰性、「乳製品」に関しては施術が完了していたわけなので「なぜ吐いてしまうか?」に関してはすぐに検討をつけられませんでした。
※この症例はあくまで一個人の例であり、全ての方に同じように効果が出ることを保証するものでは一切ありません。ご本人(保護者様)からの承諾を得て掲載させていただいております。
※食べ物全般に対しての過敏反応にアラテックセラピーで対応することが出来ますが、アナフィラキシーショックを起こしてしまう食べ物に関しましては施術をお断りさせていただいております。
初回施術 (3/22)
念のため主要な食品群に対して新しく過敏反応が出現してしまっていないかどうかを再評価するところから始めました。
しかしながら、主要な食べ物のリストでエラーは検出されませんでした。もちろん「チョコレート」は陰性、以前に施術を行っていた「乳製品」も陰性のままでした。
話を改めてお母さんにうかがっても、「チョコ(単体)は食べても平気」「乳製品(単体)も大丈夫」ということ。「チョコアイスだけ、ここのところ3回食べて3回吐いてます」と。
こういった症状の場合可能性はいくつか考えられるのですが、シンプルに考えて評価をした結果【チョコレート×牛乳製品】に対してのエラー反応が先ず見つかりました。訴えとも合致する内容のため、この日は「チョコレートと牛乳製品」に対する施術を行いました。
確認日(4/9)
前回の施術から3週間弱が経過。この日はお母さんの施術に春休み中のお子さんが付いてくるという流れだったので双方にその後の症状の確認をしました。
娘さん「(チョコアイス)食べられる!」
お母さん「あれから食べられているし、食べて吐く前に咳き込んでいたのも一緒に無くなりました」と。
では、また何か気になる症状が出るようであればご相談くださいと言うことで、前提状況の影響ももちろんあるでしょうけれど「チョコアイスを食べると吐く」という問題は1回施術で終了しました。
まとめ
今回の症状のように1つ1つの食べ物に関しては問題が無いのに、それらを一緒に摂取したときだけ身体が過敏に反応し何らかの症状が出てしまうケースというのは少なからず存在します。これは患者さんの自己申告によってのみ判明します。「組み合わせ」になりますので可能性は無限と言っていいほど存在します、やみくもに探して行ったらキリがありません。
今回はお母さんが娘さんの生活習慣に意識を向けてくれていたので見つけることが容易でした。
このようにアラテックセラピーにおいて(食べ物のエラーをほとんど修正したのに不調が残る)とか(特定の条件がそろった時だけ症状が出る)などという情報は、新たな可能性を示唆する重要なものの場合があります。基本はエラー物質を1つずつ順番に施術していくことですが、もし思い当たるような物質(刺激)の組み合わせがある方は、積極的にご相談くださいね。